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ファイアーエムブレム トラキア776 レビュー

 

ストーリー キャラクター グラフィック 音楽
システム やりこみ度 難易度 総評
☆☆☆☆☆

・レビュー

前作、「聖戦の系譜」の外伝的作品で、シリーズでも最高クラスの難易度を誇るFE。難易度については後述。

ストーリーは聖戦の子世代に登場したリーフが主人公で、聖戦本編にてセリス軍と合流するまでを描いたもの。
もちろん聖戦に登場したユニットも多く登場するので、前作をやっていた方がストーリー展開やキャラ的にも楽しめる。

グラフィックは聖戦とあまり変わったところがないのが少し残念。
ただSFC後期ということもあってか、顔グラの出来は良くなっているものが目立つ。

システム面は聖戦の外伝的作品ながら紋章に近いものになっている。
紋章の基本システムをベースに、新たに体格システム、「かつぐ」、「捕らえる」等が追加。

「かつぐ」は体格が高いユニットが低いユニットを救出できるというもので、かついでいる間は能力が低下してしまう。
これによって飛行系にユニットをかつがせて運んだり、ピンチのユニットを守ったりすることが可能になった。
「捕らえる」は「捕らえる」コマンドで敵を倒した場合、敵を捕らえ、武器などを奪うことができるシステムで、これによって貴重なアイテムを手に入れることも可能。
資金面でも非常に重要なシステムで、ある意味トラキアを象徴しているものかもしれない。
「体格」や「かつぐ」は後のFEにも受け継がれているシステム。

紋章と同じく限界値が20に戻ったことも特徴で、これに関しては賛否が別れるところ。
インフレや強力なユニットによる無双を抑制するのが狙いだろうが、兵種毎の個性が薄くなってしまったのが残念。
「聖戦士の書」という成長率変化アイテムの存在があるため、主要能力がオール20のユニットを作ることも難しくないので、少し味気なく感じるかも。

また、初期配置を自由に決められないことも大きなマイナス点。
初期配置を変えるためには出撃ユニット自体を変更する必要があり、戦術にも影響が出てしまう。
これは難易度を上げるためかもしれないが、もともと難しいのにここまでする意味はないという声が多い。

やりこみ度は高め。
聖戦と同じくクリア後の評価があり、それを極めることもでき、様々なキャラを使ってクリアする楽しみももちろん存在する。

最後に、トラキアがシリーズ最高難易度といわれる理由について。
その1つは疲労システム。これは攻撃、回避等、主に戦闘をしたときに蓄積され、それがユニットのHP以上の数値になると次章に出撃できなくなってしまうというもの。
これによって最強ユニットを作ったとしても疲労が溜まったら出撃できなくなるので、最強ユニットで無双していくという攻略法が取りにくくなっている。
回復するアイテムも存在するが、売っている場所が少なく、値段も高いため無限に供給することはできない。

次にアーチ、遠距離魔法、状態異常の杖の強さと多さ。とにかくこれらの遠距離攻撃を使う敵が多く、効果も強力で厄介。
特に状態異常を引き起こす魔法や杖は、レストや毒消しなどを使わない限り章をクリアするまで異常が続くため、致命的なものになる危険性がある。
レスト、サイレス、スリープなどの杖なしでクリアすることは相当難しいだろう。
さらに敵の指揮レベルの高さ、増援の多さなどもあり、苦しめられるマップが多い。
以上のことから、難易度は非常に高いものになっている。

人を選ぶ難易度や面倒なシステム面は欠点になり得るが、難しさゆえのクリア時の達成感、トラキア独自の捕獲システムなど、魅力も多い作品。
ただしやはり難易度の高さは否定できないので、ある程度FEに慣れている中級者以上のエムブレマーにのみおすすめ。
ROM版は数が少なく、買うのに1万円以上する場合もあるようなので、VCでの購入を推奨。