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ファイアーエムブレム 暁の女神 レビュー



ストーリー キャラクター グラフィック 音楽
システム やりこみ度 難易度 総評
☆☆☆☆

レビュー

前作、蒼炎の続編。蒼炎から3年後が舞台で、全部で四部構成と非常にボリュームがある。

ストーリーは前作での謎がほとんど解消。
三部以降のストーリー展開が個人的に熱くて好きなのだが、三部後半からラストまでは賛否の分かれる展開になるのでストーリーの評価は人による。
前作の出来事(特にデインとクリミアの戦争)についての話題が多く出るので、ストーリー理解については前作をプレイしていた方が良いだろう。

キャラも前作に登場したユニットがほとんど登場、当然ながら新ユニットもいるのでかなりの人数に。
不満点は第一部のメインである暁の団が後半に入ると影が薄くなってしまうこと、新キャラが少ないこと、お助けユニットが多いこと。
ラグズ王族やお助けユニットが強すぎるため、「一からユニットを育てる喜び」は薄く、シナリオ攻略の都合で最初から最後まで同じユニットを使えないのは欠点。

グラフィックもかなり向上。マップや顔グラ等はあまり変化がないが、蒼炎で不満だった戦闘グラフィックが格段に改良されている。
地味で少しテンポが悪かった前作と比べ、GBA三作のような派手なものへと変わり、やり過ぎな感はあるものの、見ていて飽きない。特に、必殺時や奥義発動の瞬間は爽快。
また、ムービーもパワーアップ。数が増え、長いものが多くなっている。。
特に第二部クリア後のムービーは、前作をプレイした人にとっては鳥肌もの。

音楽は聖戦並みかそれ以上に良い曲が多い。
個人的には、マップ曲では二部終章を始め防衛マップで流れる、「強き思いここに」、三部4章から流れる「絆永久に」、終章で流れる「過甚の神」がお気に入り。
戦闘曲ではアイク隊の戦闘曲である「忠義尽くさん」、ネサラ専用戦闘曲の「黒きしじま」などなど。
前作の曲も多く使われているし、シリーズお馴染みのメインテーマもいいアレンジ。今回はタイトルで聞けるようになっている。

システムは簡略化され、わかりやすくなっている。
スキルを書に戻すことが可能になったことで、着脱の楽しみや自由度が高くなったのは嬉しい点。
今作からFEを始めた人用に人物相関図や用語集などの新要素が追加されているが、やはり蒼炎から始めるのが無難だろう。
一応前作でもあった指南もあるので、初心者でもわかりやすくシステムを理解できると思う。
支援会話の仕様変更によって誰とでも支援関係を組めるようになったものの、会話自体は汎用のものになってしまったことは残念。

問題点として後半のゲームバランスが悪く、発動さえすれば種類に関わらずまず一撃で敵を倒せるような奥義や、制限なく使える強過ぎるラグズ王族、お助けユニットが存在するためヌルゲー化しやすい。
良く言えばFEにしては珍しく、設定上の強さがそのままゲーム上の強さになっているということだが、今まで育ててきたユニットが霞むくらいの強さというのは、やはりゲームバランスが崩壊していると言わざるを得ない。
これに関しては、使用するお助けユニットは一人だけにするなどの縛りを自主的に入れるべきだろう。序盤もお助けユニットは多いが、今までのFEとほぼ同じようにプレイできるのだが。

兵種のバランスについては、必殺率ボーナスなどの復活によりそれなりに良くなってはいるが、ラグズの使い勝手の悪さは蒼炎時からあまり変化がない。
化身時・非化身時の能力の差がかなり大きいだけではなく、やはり間接攻撃ができない種族が多いのがネック。
化身状態を維持するアイテムの増加、間接攻撃に対抗するラグズ用スキルの登場、「打」の武器レベルの追加によって、武器レベルが上がるごとに攻撃の威力も上がっていく仕様など、
ラグズを強化しようとする意向は十分伝わったのだが…。
非化身時は直接攻撃の反撃でのみ攻撃が可能だが、非化身時でも自分から攻撃できるくらいにしても良かったのではないかと思う。

逆に強クラスとしては、最上級クラスと最強の弓によって射程1-3を手に入れることができるスナイパー系列が第一に挙げられる。
反撃を受けずに一方的に高火力の攻撃を叩きこめるのはチートレベルではあるが、これがないと倒すのが難しい敵将なども存在するためやむなしか。

やりこみ度は高い。本編のボリュームもあるが、ほかにも拠点会話をコンプリートしたり、サウンドルームを埋めたり、マニアックモードをクリアしたりなど。
二週目以降でしか仲間にならないユニットやイベントなど、今までになかった要素もあり、長く遊ぶことは可能。

ただしマニアックモードは蒼炎のようなものではなく、敵の移動範囲が見えなかったり、3すくみが無効化されたりするなどの昔のFE仕様になっており、今となってはただただ不便なだけ。
もちろん敵の強さや取得経験値の減少など、難易度自体も上がってはいるが、難しいのはハードまでと同様にミカヤ隊マップがほとんどで、後半はやはり楽な方にバランスが悪くなる。

表の難易度はハードのものだが、ハードでも序盤は結構難しい。三部以降は前述したように簡単になるが。
初心者は無難にノーマルから始めるべきだろう。

総評は蒼炎をプレイした人におすすめしたいが、バランスを気にする人やユニットを育てることを重視する人には不満が残るかも。
ただグラフィックや音楽は文句なしに素晴らしい出来。ストーリー、ゲームバランスなど、人を選ぶ要素が割と強い点に注意したい。

蒼炎のゲームバランスや一部システム(支援など)、暁のグラフィックや音楽を合わせれば文句なしの作品になったのだろうが、やはりそう上手くはいかないものである。