アニメ&ゲームの雑学・豆知識

アニメやゲーム、マンガ、特撮、おもちゃについての雑学・うんちく・豆知識・トリビアを集めたサイトです

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ レビュー



ストーリー キャラクター グラフィック 音楽
システム やりこみ度 難易度 総評
☆☆☆☆

レビュー

「紋章の謎」第二部のリメイク。「新・暗黒竜」から多くの改善が見られる。

まずはストーリー。前作とは違い、反逆者として追われる展開という斬新な構成で、マップもそれを意識した感じに。
またブロローグの追加により、今回始めて導入されたマイユニットとマルスの出会いが、外伝では新たに敵の暗殺組織との戦いが描かれ、
原作をプレイした人でもまた新しい感じでプレイすることが可能になっている。

キャラに関しては、原作の紋章の謎で仲間になるユニットはもちろん、新要素のマイユニット、原作の紋章の謎で仲間にならなかったキャラ、新・暗黒竜での新キャラ、今回の新キャラと、かなりの数のユニット登場。
出撃数の関係から一度に多くのキャラを使えないのが残念だが、周回プレイでは使ったことがないユニットを使ってクリアするなどの楽しみが増えた。

グラフィックは、新・暗黒竜と変わらない感じ。戦闘アニメは少し地味なものの、手軽さはそのまま。
マップ、キャラのグラフィックもほとんど変化なし。マルスなどの一部のユニットは新・暗黒竜から顔グラが変わっているが、その他は変化なし。

音楽は原作で使われた曲のアレンジがほとんどだが、新曲もそれなりに収録。
原作のBGMもシリアスな曲や熱い曲などが揃っていていい曲が多いので、これだけでも十分ではあるが、
新曲では暗殺組織との戦いで流れる戦闘曲、「切り裂く影」など、かっこいい曲も多く、こちらも見逃せないクオリティになっている。

システム面も改善が見られる。
まず第一に挙げられるのは、外伝条件の変更だろう。前作のように仲間を殺さなくても外伝に行けるので、全員仲間、全員生存でクリアすることができるようになった。

さくっとプレイできる手軽さも健在。戦闘や敵軍の行動をスキップするなどの事もできるので、時間がない人でも手軽にプレイできるのは大きい。
兵種変更やマップセーブもそのまま。
兵種変更はステータス、成長率変動によって成長の偏りや使いやすさを補ったり、自由なユニット運用ができるようになる利点があり、
マップセーブは高難易度プレイ時、闘技場利用時などに便利。
どちらも使わなくても(高難易度以外は)クリアに支障がないため、縛るか縛らないかは個人の判断によるだろう。

戦術的なところでは、武器の重さがなくなり、速さ=攻撃速度となったことが大きい。
これに関しては賛否があり、武器の重さを気にしなくていい反面、もともと軽い鉄の武器などの利点が減ってしまったのが少し残念な点。

今回新たに追加されたマイユニットに関しては、顔立ちや髪などの設定項目があるものの、バリエーションは多くはない。
マルスなどの既存のキャラとの会話が多くあったり、シナリオ、攻略的な意味でも重要な存在なので、見せ場は十分。
オリジナルユニットが欲しいという声を反映させた結果だろう。
ただ原作には一切なかった要素でオフにすることもできないので、オリジナルキャラが出しゃばるのが好きでない人にとっては好まれない存在かもしれない。

仲間が死んでも次の章では復帰するカジュアルモードなども搭載。
これもまた賛否がある点ではあるが、嫌なら従来のクラシックモードでプレイすればいいので、個人的にはあまり気にすることではないという見解。
「死んだユニットは生き返らない」というFEの常識を覆す仕様だが、初心者でも手軽に遊べる入口を広くするのは悪いことではないだろう。

また、Wi-Fiを使っての追加シナリオ配信、サテラビューで配信された、「アカネイア戦記」が遊べるなど、新たな試みやファンには嬉しい追加要素も。
原作でセリフが少なかったキャラ、一切ないキャラにも会話が追加されたりなど、これもファンにとっては嬉しい。

システム面での問題点としては、せっかく多くのユニットが登場するのにも関わらず出撃数が少ない点、兵種間の格差、兵種変更やマイユニ、カジュアルモードなどの賛否だろう。
兵種に関してはマニアック以上の難易度では、一部のユニットはそのままの兵種で使い続けるのが難しいこともあり、もどかしさを感じさせられることもある。
特に後半は、速さの限界値が低いジェネラルやドラゴンナイトが追撃を食らうことが多く、厳しい立場になる。
追撃される・されないは非常に大きい点なので、速さの限界値はもう少し全体的に上げても良かったのではないかと思う。

やりこみ度も高く、普通にクリアするだけでなく、更に上の難易度をプレイしたり、新・アカネイア戦記をやったり、キャラ縛りでプレイしたり、通信対戦をしたりなど、色々な楽しみ方が存在する。
工夫次第で何回も遊べる点は、従来のシリーズ通り。

表の難易度はハードのもの。原作の紋章の謎の難易度が高いので、その難易度を受け継いでいる感じでやはり高め。
序盤から銀の武器持ちの敵が出てきたり、竜や上級職の敵の強さなど、歯応えのある難易度は健在。初見殺しの増援も多く、気が抜けない。

自信がない人、初心者の人は、ノーマルで始めた方が無難。難しいと感じるようなら、カジュアルモードやマップセーブなどの要素を活用するといいだろう。

総評としては、手軽にプレイでき、経験者も初心者も満足できる完成度の高い作りという印象。
前作からの不満点をうまく解決した良リメイクと言える。