ストーリー | キャラクター | グラフィック | 音楽 |
D | B | B | A |
システム | やりこみ度 | 難易度 | 総評 |
C | C | ☆☆☆☆ | C |
・レビュー
リメイクを除けば、暁の女神以来となる5年ぶりの新作FE。一新されたキャラデザイン、過去作要素の多さ、それに加え新システムも追加されている。 システム面をざっと列挙すると、外伝と聖魔の光石でのフリーマップ&クラスチェンジ先選択式システム、聖戦の系譜の結婚システム、新紋章の謎でのカジュアルモード、マイユニットシステムなどなど。 とにかく過去作要素が多く存在するので、シリーズ経験者には馴染み深い。 新システムでは、ダブル、デュアルシステムが特徴的。 ダブルはトラキア以降でのかつぐ、救出の発展系とも言えるもので、二人一組になることで能力値の上昇、前衛と後衛の入れ替え、常に後述のデュアル状態になるなど、多くのメリットがある。 デュアルは隣にいるユニットが命中や回避のサポートをしてくれ、更に確率で追加攻撃(デュアルアタック)や、相手の攻撃を無効化してくれる(デュアルガード)というもの。 デュアルが発動する確率はデュアル相手との支援レベルによって決まり、ダブル、デュアルをしていくことにより支援レベルも上がっていく。 どちらも攻略において非常に重要な役割を果たしており、今までのFEとはまた違った、新鮮な気持ちでプレイすることができる。 それ以外にゲーム性に影響を与えているものが、異性間での支援レベルが高まることでユニット同士が結婚し、二人のユニットが持つスキルを子供が受け継ぐという、聖戦の系譜のようなカップリング要素である。 ある程度のキャラメイクが可能なマイユニットは性別も選べるため、ストーリーに関わる異性全てのユニットと支援を組むことができ、 一種のギャルゲー、乙女ゲーのような楽しみ方も可能。 フリーマップで育成がほぼ際限なく行えるため支援も組みやすく、気に入ったユニットを集中して育て上げることもできるため、自由度は高め。 多くの組み合わせがある分、支援会話のパターンも豊富に用意されており、支援会話の回想もできる。 出撃数の都合で一度に多くのユニットは使えないが、支援や育成はいくらでも可能(支援Sは一回のみだが)なので、クリア後の楽しみにすることもできる。 このように、二つの新システムに既存のシステムを上手く合わせることで、今作のテーマである「絆」を体現していると言える。 最初の方は戸惑うかもしれないが、慣れれば問題なく対応できるはず。 ただし詰め込んだ分問題点も多く、フリーマップでの育成に際限がないことと、ダブル、デュアル、一部スキル、リザイアなどのHP回復効果がある武器が強力なため、終盤はエースユニットでの無双、地雷ゲーになりやすくなる。 また、ダブル、デュアル状態では火力が非常に高くなるので、壁役のやっつけ負けが起こりやすい。 そのため壁役を立てるよりもエースで地雷をした方が早く、このことも地雷戦法を誘発しやすくなっている原因な感じもする。 その他に今作が地雷ゲー、無双ゲーと言われる理由としては、 ・開けたマップが多く、障害物や地形もあまりないので壁自体が作りにくい ・勝利条件が敵全滅、敵将の撃破の2種類しかなく、従来のFEのように倒してはいけない敵、圧倒的な戦力を持つ敵軍から逃げるマップなどが少ない ・中盤以降は敵の数が多く、強めなので、こちらはダブルをするしかないが、数の差を補うためには地雷した方が楽(特にルナティックの後半では開始時の敵との距離が非常に近く、数を減らさないとどうしようもない) ・その数の多い敵が一気に突っ込んでくる などが挙げられる。 もちろん色々なユニットを使って攻略することも可能なのだが、数の暴力によって守り切れなかったり、増援の奇襲によって死にやすかったりなどの弊害があるため、極端な話、一部のエースユニットだけを出撃させて無双してしまった方が楽だ、ということである。 特に、打たれ弱い杖使いや、特効が多い飛行系などは活躍させにくい。 FEの醍醐味である、色々なユニットを状況に合わせて使っていく適材適所の攻略をする必要性は薄くなっている。 よって、壁役の守備から受けるダメージを計算して、ここの敵はこのキャラで倒して…という、従来の「戦略上のFEらしさ」はあまり感じられないかもしれない。 その代わり、「速さに劣るアーマー系とペガサスナイト系の素早いユニットをダブルさせ、速さを補う」、「飛行系の前衛と交代して弓の特効を防ぐ」など、能力、相性補完や支援関係における楽しみは増えた。やはり問題点としてはその効果が大き過ぎることだろう。 デュアルアタック、デュアルガードともに確率で発動するので、いつも以上に運の要素が強くなってしまったことも人によっては欠点と言える。 序盤は無双できるほどの戦力がなく、デュアル率、ダブルでの能力上昇も低めなので、従来のFEとあまり変わらない感じで楽しめるとは思う。 前述した支援会話の数の多さはメリットだが、そのユニットの背景や過去が明らかになるものは少なく、雑談程度のネタ的なものが多いので、支援会話集があるとはいえ収集意欲は沸きにくいかもしれない。 また、母親と子供が対応しているため、父親と子供の支援会話については口調は違うものの内容が使い回しである。兄妹、姉妹会話もほぼ同様。 組み合わせが非常に多いので数を考えれば仕方のないことだが、支援会話集の全てを埋めるモチベーションは到底維持できないであろう。 子供が登場する仕様についても、聖戦のように親が離脱して子供が加入するわけではないので、今まで使ってきた親をリストラさせないと出撃枠が足りない。 中盤以降の登場にも関わらず下級職なので、育成もそれなりに手間が掛かる。それを補うためのフリーマップなのだが。 当然ながら将来的には子供の方がほぼ間違いなく強くなるので、使うメリットは十分だし、親子で共闘ができるのはなかなか熱い。 ただし現状では使おうにも今まで使ってきたユニットをリストラさせたくない、育成の手間、ストーリー上の存在意義も皆無と、あまり魅力が感じられないので、「お気に入りキャラと結婚できる」というキャラゲー部分を際立たす要因になっている側面が強い。 親世代よりも更にアクが強い個性を持っているキャラが多く、その点も受け入れられるかどうか分かれるところかもしれない。 DLC第二弾の「絶望の未来編」によって子世代の掘り下げは行われたが、やはり最初から本編に入れておけという意見も多い。 個人的には本編を子世代のみで攻略するマップ、子世代がやってくるまでの経緯を描いたマップなどがあれば、存在意義も保たれたのではと思う。 それこそ追加DLCでやってくれても構わなかったのだが。 チェンジプルフの登場によって上級職でも下級or再度上級にCCできるようになり、実質無限に育成ができるようになったことについては賛否が分かれるところ。 お気に入りユニットがへたれても補える、初期上級でも強くできる、気が済むまで育成できるという利点はあるが、 今までのFEの醍醐味でもあった、ユニットの成長に一喜一憂する楽しみは少なくなってしまった。最終的には自力で全パラメータをカンストさせることができるのもやや味気ない。 また今回も、「イメージを壊さない範囲での兵種変更」が可能だが、それでも兵種によってはキャラのイメージは崩れるので、嫌なら本筋のクラス以外にはならないことをおすすめしたい。 が、スキルの回収を考えると、多くのクラスを経由した方が有利なのでもどかしい。 そのスキルについても大味で、下級職ではLv1、Lv10、上級職ではLv5、Lv15で覚えるスキルが固定化されており、個人スキルがない。 習得したスキルは効果の大小に関わらず5つまで装着可能で、蒼炎や暁であったキャパシティはなく、強スキルだけで固めることができるためバランスが悪い。 また、他のクラスになっても習得したスキルは引き継げるので、限界値が低いクラスはスキル回収のための通過点になりがち。 「ロングボウはスナイパーしか使えない」などのクラス毎の特色は一応あるが、最終的には強スキルで固めることになるため、前述の個人スキルがないこともあって戦略上のユニット毎の個性は薄れている。 兵種だけでなくユニットによっても限界値が変わる仕様なのは個性が出てくるが、それ以外にも何かしら欲しかったところ。やはり個人スキルの導入が第一かと思う。(カラムに影、など) ダウンロードコンテンツ(以下DLC)や、通信での過去作キャラ配信などもある。 DLCは有料だが、メインストーリーには一切関係ないので、より本作を楽しみたいファンはダウンロードすればいい、というものである。 近年のゲーム業界では課金があるというだけで批判される風潮があるが、それはストーリーなどが未完なのに販売し、DLCで補うといった商法が原因であり、 今作のように本編そのものは製品内で(一応)完結しており、追加でキャラやマップを配信する分には問題はないと言える。 ましてやFEのように、昔からのファンが多く、キャラクターの人気も高いシリーズはDLC向けのタイトルだと思う。 過去作のキャラが他のシリーズの公式絵を担当した絵師などによって再デザインされており、賛否は分かれるものの、それなりに好評である。 ただし肝心のDLC自体は値段の割に内容が薄い。過去作キャラの3Dモデルはマイユニパーツの使い回し、マルス以外は汎用クラスで、専用武器やレベルアップ時のセリフなどもない。 おまけに一部のキャラは初期クラスでは元の装備を使えない(エリンシアの装備が槍)など、再現度が低過ぎる点も問題。 DLCでは歴代キャラ配信というファンサービスを売りにしているのにこの出来では、ユーザーを舐めていると思われてもしょうがない。 また、エリートのスキル、シルバーカード、アイオテの盾などもDLCマップでしか手に入らないが、今までは本編で普通に手に入った要素やアイテムが有料で販売されるというのはやはり腑に落ちない点である。 覚醒の宝箱は金塊などの換金アイテムが多く、宝箱でしか手に入らないアイテムというものがほとんどないので、そういうところに入れずにDLCで配信するというのは搾取目的なのだろう。 まあこれらは、「あれば便利」程度なので、そこまでゲームに影響するものではない。 ただ「金と銀」に関しては、これさえDLしておけば以降の金策については全く考えなくてもいいくらいのバランス崩壊を起こすため、使用はほどほどにした方がいいと思う。 DLCについては第二弾が配信され、今までより戦略性を重視したマップ、ユニットの会話を重視したマップなどが新たに追加され、改善の意図は見られる。 管理人は第二弾をDLしていないのであまり詳しい内容は書けないが。 いつの間に通信での配信についても、その配信マップでしか仲間にならない本編登場キャラもいるのだが、蛇足であるという見方が強い。 FEシリーズでは「仲間にしたいけど仲間にできないキャラ」というのがたびたび登場するが、今回はそういうのがなく、主要な敵キャラは大体が加入する。 封印、蒼炎のトライアルマップや聖魔のクリア後に敵キャラを使える、などの、会話もない完全なおまけ要素ならまだしも、死んだはずなのに普通に生きていて支援会話もあるというのは疑問符が付く仕様と言わざるを得ない。 マイユニは本編キャラ全員と支援Sにすることができるようにしたためであろうが、流石にやり過ぎだと思う。 その一方でマイユニ以外とは肉親であっても支援会話がないので、すごく中途半端な気がしてしまう。 インターフェイス面は及第点以上。戦闘時にAボタンを押すことで早送りができるようになり、DSでもあった敵ターンスキップなども導入されている。 一部タッチしないと表示できない項目があったりするので、できれば全ての操作がボタンでもできるようにして欲しかったが。 進撃準備の仕様が少し変わったので、慣れないうちはアイテム整理がやりにくいかもしれない。 次にストーリー。流れは今までのFEと同じ感じで、序盤は近隣国との戦争、中盤は軍事大国との戦争、終盤は暗黒竜が復活しそうなので食い止めるもの。 舞台となる国やユニットごとの背景の描写が少なく、掘り下げも不十分なので、あまり印象に残らないシーンが多い。早足で演出が薄い点も多々あるのが残念。見せ場自体はあるのだが。 マイユニットはストーリー上でも大切な役割を果たすため、あまり出しゃばってほしくないという人にとっては不満があるかもしれない。 また、フリーマップ式なのでしょうがないことではあるが、寄り道をしている間に本筋のストーリー展開のテンポを損なう可能性がある。 暗黒竜、外伝の舞台であるアカネイア、バレンシア大陸、過去作キャラであるマルスの名やチキが登場するため、「過去作の設定や要素が関係した壮大なストーリーになるのでは?」と思う人もいるかもしれないが、過去作要素はほとんどストーリーに関わってこないので注意。 悪い言い方をすれば、設定や名前を出して過去作ファンを釣っただけである。 次にキャラクターとグラフィック。一新されたキャラデザインは今までのシリーズとは毛色が違う感じで、シリーズファンはすぐには馴染めないかも。 やっているうちに慣れる範囲だとは思うし、キャラクター自体もいつも通り魅力的なユニットが多い。 ただし今回はやたらわかりやすい(テンプレのような)キャラ付けがされているので、それが余計に思う人もいる。 キャラにボイスが付いたことも見逃せないポイントだろう。有名声優も多く起用されており、声優に詳しくない人でもわかるレベルの大御所も。 ただしボイスの内容については、戦闘時の掛け声や、会話中の相槌程度のものがほとんどなので、キャラ同士の会話がフルボイスで行われるわけではない。その点には注意したい。 従来のFEのようにボイスなしでやりたい人は、オン・オフが設定可能なので、いらないと思うならばオフを選べばいいだろう。 グラフィックは3DSになったことで大幅に強化。戦闘は3Dでよく動くが、蒼炎や暁のようなリアル頭身ではなくデフォルメされているので、そちらに慣れている人は違和感を感じるかも。 必殺時や一部のスキル発動時はカットインが入るようになったが、必殺時や奥義にあたるスキル発動時の固有モーションは少ないので、そこは少し残念な点。 また、一部の兵種デザイン、モーションがダサかったり酷かったりするのが気になる。(兵種では特にアーマー系統、モーションでは一部の剣の間接攻撃で剣を投げる、など)。 マップグラフィック、マップアイコンは力が入っており、中にはユニット専用のマップアイコンもあって新鮮。 ムービーも数がそれなりに多く、中にはなかなかの長さのものもある。当然ながら主役であるクロム、主役格であるリズや仮面のマルスのムービーが多い。 やり込み度は高め。フリーマップなので育成や支援が無制限に行え、ユニット数も多いので育てがいがある。 制限がなく、聖魔にあった遺跡のような腕試しマップもないのでだれやすいが、永遠とユニットの強化を目指すのが好きならば育成も楽しめるだろう。 恒例の高難易度クリアも健在で、ノーマルをクリアしたらハード、ハードをクリアしたらルナティック…というように、徐々にハードルを上げていくこともできる。 ただし前述した無双化による戦略性の薄さ、無限育成の賛否、スキルや兵種間のバランスの悪さ、支援会話の使い回し、蛇足追加キャラやDLC、後述する高難易度の投げやりな調整など、やればやるほど薄さが露呈する面も確実に存在し、一概にやり込み度が高いとは言えない気もする。 その難易度についてだが、今回はフリーマップでのある程度のレベル上げ、ダブル、デュアルが前提になっているため、それなりに難易度は高い。表の難易度はハードのもの。 初見殺しに定評のある増援についても、今回は事前に登場を示唆するセリフが多いとはいえ、どこから出てくるかわからないこともあるので、相変わらず奇襲で死ぬことも多い。 因みにノーマルでは出現したターンには動いてこない。 初心者は無難にノーマルで始めるべきだと思うが、ある程度の経験者はぜひともハードでプレイしてほしいと思う。 今作も新紋章と同じく、やられても次の章では復活するカジュアルモードがあり、フリーマップや追加キャラによる救済もあるので詰むことはないだろう。 因みに初期状態の最高難易度のルナティックをクリアすることでルナティック+が追加されるが、このモードでは敵のスキルが非常に凶悪になっており、文字通りのリセットゲー。 敵のスキルを吟味してから挑まないとクリアできないこともある(クリアが極めて難しい、程度ではなくクリアが不可能)ので、余程の根性がないとやっていけないだろう。 ルナティックも序盤こそ詰将棋的な楽しさを味わえるが、後半は敵の数が多すぎて図らずとも地雷・無双ゲーになるので、普通にやる分にはハードまでの難易度をおすすめする。 最後に音楽について。BGM単体のクオリティの高さもさることながら、マップBGMと戦闘BGMが同じもので、戦闘時には壮大で迫力のあるアレンジに切り替わるという演出を評価したい。 入り方も違和感なく、自然に戦闘のテンションが上がってくることだろう。過去作BGMやメインテーマのアレンジが上手く使われている曲もあり、感慨深い。 遭遇戦のBGMである「遠征」、「遠征~炎」や、終章の「I~為」は、シリーズお馴染みのメインテーマを上手く使っている良曲と言える。 また、一部のマップでは、自軍と敵軍でBGMが切り替わらず、常に一定のBGMが流れ続ける演出もあるが、これもまたその章での戦闘を引きたてるのにいい役割を果たしている。 ストーリー展開と合わさって、プレイヤーの印象に残りやすいマップだろう。 総評としては、無制限に育成可能などの賛否が分かれる要素、無双気味なバランス、DLC、ストーリーの薄さなどの残念な要素は多いが、受け入れられれば十分楽しめる作品。 よって、「細かい点、軽いノリ、過去作改変を許容できるかどうか」、「FEに何を求めているか」で、だいぶ評価が分かれると思われる。 気に入ったユニットが多く、育成や思い入れに重点を置いている人ならば概ね満足できる出来だろうが、よく練られたストーリー展開や高い戦略性を求める人には少しおすすめしにくい。 確かにキャラクターの魅力というのもFEシリーズの人気の要因の一つではあるが、それに加え世界観設定やストーリー展開などの重厚さ、頭を使って攻略するマップなどの戦略性を両立していたからこそである。 特にキャラクターの背景描写、ストーリー展開などはキャラの見せ場になることもあり、各キャラの内面、心理、背景が描写されることで「本当のキャラの魅力」というものが引き出されてくる。 今作はキャラクターの個性を前面に押し出し過ぎており、世界観、ストーリーが薄くなっているため、それによってその世界に登場するキャラクターも薄っぺらく感じられてしまい、結局は売りにしていたはずのキャラの魅力というのも深いものではなくなってしまっている。 また、戦術面の個性についても、前述の一部兵種、スキルの性能と仕様、、兵種変更によって薄くなっている。 つまりキャラクターの魅力が、もちろん全てがとは言わないものの、「見た目、上辺だけの個性によるものになってしまっている」ということである。 この点が最大の不満点になるだろう。 宣伝やキャラデザ変更などの新規層へのアピールも上手くいったが、それと同時に今後のFEの方向性について不安を抱かずにはいられない作品になった。 「覚醒一作くらいならこのノリもありかな」とは思うが、個人的にこれが今後のFEのスタンダードになってもらいたくはない。 |