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レビルとはいかなる人物だったか

①地球連邦軍②大将③マゼラン級『アナンケ』『フェーベ』ビッグトレー級大型陸戦艇④機動戦士ガンダム

 

地球連邦軍大将。一年戦争開戦時は連邦宇宙軍第三艦隊の司令官(階級は中将)であり、ジオン軍の奇襲に対して唯一組織的な抵抗を見せた。


実は彼はジオンに対する最強硬派の一人であリ、超が付くタカ派軍人であった。ゴップ大将が語った通り、本来、連邦政府及び、軍首脳はソロモン攻略後はその時点で一時侵攻を停止し、ジオン公国と停戦交渉を開始するはずであった。しかし、レビルはこれを意図的に無視、殆ど独断でサイド3侵攻作戦を発動してしまう。このサイド3侵攻作戦は政府や上層部に対しては巧妙に隠蔽されており、彼とその幕僚の一部以外はソロモン陥落まで開封を厳禁されていた作戦指令書を目にするまで、その概要は殆ど知らなかったようだ。加えて、停戦交渉の為に投降してきたデギン公王の存在を政府に知らせず、個人的に面会しようとするなど、シビリアン・コントロールを無視するような行動も目立った。また、彼の取り巻きの一人が、やはりタカ派として知られた「禿げタカ」ことエイノー提督であったことも注目に値する事実であろう。


ルウム戦役では艦艇数こそ三倍近いが、航空戦力で10分の一という劣勢下でジオンのコロニー落しを阻止すべく奮戦するが、連邦軍は投入戦力の八割を喪失、撤退を余儀なくされ、自身も虜囚の憂き目となる。しかし、ジオン軍も甚大な損害も蒙り、作戦目的であったコロニー落しにも失敗した上、しばらくは大規模な艦隊行動すら取れなかったことを考えれば、連邦軍にとってこの戦いは「戦術的敗北」であっても「戦略的勝利」であったともいえる。
後にレビルは特殊部隊によって救出され、地球に帰還、有名な「ジオンに兵無し」演説を行う。これによって連邦、特に一般市民や兵士達は熱狂し、彼は一躍「英雄」となる。この結果、レビルは大将に昇進、連邦軍内部で主導的な立場に立つ事に成功するのである。
後に彼は星一号作戦の陣頭指揮をとるために宇宙に上がり、主力艦隊と共にア・バオア・クーに侵攻するが、ジオンのソーラ・レイによりデギン公王と共に爆死する。結果的に司令官を失った連邦艦隊であったが、いまさらレビル一人の死で戦局が覆るはずもなく、ギレン総帥が難攻不落と称したア・バオア・クーはたった一日で陥落、ここに一年戦争は終結するのである。皮肉にも、レビルの死によってジオン本土決戦は避けられたのである。


確かにレビルは絶対的なカリスマと指導力を兼ね備えた稀有な軍人であった。しかし、それは民主主義下における軍隊ではまさに「諸刃の剣」であり、もし一年戦争を生き残ったとしても、それは地球連邦、ひいては自らにとってもあるいは不幸な結果に終わっていたかもしれない。後に、ラー・カイラム級戦艦にティアンム提督の名がつけられた時、同じく一年戦争の英雄である筈のレビルの名は冠せられなかった。この事実が彼の連邦軍内部での評価を端的に表しているのかもしれない。

最後になったが、彼の所属は宇宙軍とも地上軍とも言われており、はっきりとした事は劇中でも語られない。しかし散見される資料には、開戦前は地上軍でゲリラ討伐で活躍、緒戦では艦隊司令官として宇宙艦隊を指揮し、それ以後は再びオデッサ作戦で地上軍の指揮、また「ジオンに兵なし演説」以後は連邦軍全体の統括をするなど、どの資料にも一貫性がなく、これに整合性を取るのが非常に困難である。

これを解釈するに、

①地上軍から宇宙軍に移籍②「ジオンに兵なし演説」で英雄になった事により、連邦軍内部で主導権を握る③軍を統監する立場についた事により、その呼称も「提督」から「将軍」に変わる。

と、すれば一応の整合性は取れると思うのだが、如何だろうか。