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イーサン・ライヤーとはいかなる人物だったか

①地球連邦軍②大佐③ビッグトレー級大型陸戦艇④第08MS小隊

 

地球連邦軍大佐。非常に思慮深い人物で、劇中でも南極条約の効能とその限界、アマダ少尉の心中の葛藤とそれによる敵前逃亡の可能性などを冷静に把握していた。また、冷徹なイメージが先行する人物であったが、査問会では、アマダ少尉の述べる理想論にその場にいた殆どの人間が失笑を漏らす中、一人紳士的にアマダ少尉に質問を続けるなど、決してただの非道な人物ではないところも見せている。

本来はジャブロー配属の高級士官だったようだが、ジオン軍の秘密基地における重MAの開発を察知した連邦軍が急遽その基地に対する総攻撃を発動したため、現地における最高指揮官として派遣されたようだ。ただ、この攻撃作戦自体は連邦軍がアプサラスシリーズを脅威に感じたというよりも、連邦軍内部で勢力を拡大し続けるレビル派への牽制、といった意味合いが強かったようである。

東南アジアの現場に着任した後はビックトレー級大型陸戦艇に座乗して陣頭指揮をとった。その指揮能力は確かで、圧倒的な空軍力と火力支援を有効に活用することによりジオン軍の抵抗を難なく排除、秘密基地にジオン軍を追い詰める。

 

しかし、作戦終局で予想外の事態が発生、ここから彼の計算は微妙に狂い始める。姿を現したアプラサスⅢのパイロットが負傷兵が病院船で脱出する間のみの「休戦」を申し込んできたのである。この虫のいい提案をイーサン大佐はあえて受諾、ここに連邦軍とジオン軍の間に奇妙な休戦が結ばれるのである。

しかし、これは結果的には失策であった。アプサラスⅢは休戦協定を一方的に破棄して連邦軍に攻撃を開始したのである。加えて彼らのいう「病院船」とはれっきとした武装船であるザンジバル級機動巡洋艦であったことも判明、これにより休戦協定はジオン軍の欺瞞であったと見ても仕方のない状況に陥る。しかし、イーサン大佐が非常事態を見越して配置しておいたGMスナイパーの活躍によって、アプサラスⅢは活動を停止、ザンジバル級も撃沈されて事なきを得るかに見えた。

 

しかし、運命の女神は既に彼を見放していた。この期に及んでアマダ少尉が離反、敵パイロットの一人と行動を共にしたのに加え、アマダ少尉の離反を監視するために密命を下していた第8小隊の隊員達いずれもが命令を無視してアマダ少尉の行動を阻止しようとはしなかったのである。

このため、アプサラスⅢの捕獲には結局失敗、再起動したアプサラスⅢの大型メガ粒子砲は既にビックトレーを照準内に収めつつあったのである。総員退艦が発令される中、一人艦橋に残ったイーサン大佐は表情一つ変えることなく乗艦と運命を共にした。このとき彼の胸中に去来していた思いは何だったのだろうか?

なんにしても、イーサン大佐の能力は非常に優れたものであり、本来ならば将官として連邦軍の将来を背負って立つべき軍人だったのは間違いないところであろう。

 

因みに、小説版では彼の階級は少将であり、ビッグトレーと運命を共にする事もなく無事に生き延びている。