漫画「ローゼンメイデン」、TBS系アニメ「ローゼンメイデン」、「ローゼンメイデントロイメント」に登場するキャラクターを指す。
清楚でおしとやかな外見の持ち主。見ての通り、ロングヘアー・左右で色が異なる瞳が特徴だ。
シスタープリンセスで大ヒットした人気声優「桑谷夏子」さんが声を演じる。語尾に「です」とつける変なクセを持つ。なお一人称は「翠星石」。
実は彼女は人間ではなく、ローゼンメイデンと呼ばれる生きた人形である(正式名称ローゼンメイデン第3ドール翠星石)。
作中の翠星石は『庭師』という設定になっていて、精神世界へ自由に出入りをすることが可能だ。
夢の世界に入り、『人工精霊スィドリーム』で心の樹に養分を与え、心の成長を手助けすることが彼女の仕事らしい。
もっとも作中では、この仕事をする描写が少ない。また彼女は、他のローゼンメイデンと戦いあう宿命を背負っているため、
本当に心の成長を手助けししているかどうかは不明確である。
以上の内容から、何も知らない人間は、翠星石の外見のみを見て、彼女が純情可憐・物静かな王道ヒロインと認識するだろう。
しかし、実際の彼女は、外見から考えられるイメージと全く異なり、活発な少女である。
同じローゼンメイデンである雛苺をいじめるのが趣味らしく、ヒマさえあれば、からかって遊んでいる。
また、「メガネ小僧」・「ちび人間」・「ボス猿」・「しやがる」・「しゃぁねぇなー」・など、乱暴な口調を使いがちだ。
前述した口癖、「です」と合わせて、「何しやがるですぅ!」・「そんなんじゃねぇですぅ!」、「しゃぁーねぇから翠星石が契約を結んでやるですぅ!」
など奇妙で素敵な翠星石ワールドを楽しむことが諸君にはできるだろう。
世渡りが上手く、番組当初では、外見どおりの清楚な少女を演じ、見えないところで雛苺をいじめて遊んだり、
人間たちを小馬鹿にしていた。完璧な演技力をほこり、桜田ジュンに見抜かれるまで誰も彼女の本性に気づかなかった。
以来、ジュンに本性を見抜かれたためか、自分を性悪とみなすジュンが気に入らないためか、
桜田ジュンとは犬猿の仲であり、顔をあわせればケンカをしている。なぜかジュンが右にいる図が多いのは秘密だ。
しかし、口では文句をいいながらもジュンが結構気になっていたりする。そう、翠星石は、いわゆるツンデレだったのだ。
ツンデレであることが判明したあとの翠星石は凄まじい。
普段は騒がしいが、実は優しい女の子、本当は仲良くなりたいのに素直になれずにケンカをしてしまう女の子という王道ながらも実に素晴らしい少女へと覚醒!
真紅なみにツンデレで水銀燈なみに口が悪く、雛苺なみに騒がしく、蒼星石なみに健気なスーパー美少女に変身したのだ。
個々の点においては劣るが、総合的に判断すれば、間違いなく全キャラ中、最大最強の萌えを発していると思う。
過去には別にする必要はないはずなのに、わざわざジュンはお姫様抱っこをしたのである。この時、筆者の心に一つの考えが芽生えた。
「え?なんでお姫さま抱っこしてるの?実はそういう関係だったの!?
全然気づかなかったぜ!なんだ、すごく可愛いヤツじゃないか翠星石!」
というわけで、それ以来、私はジュン×翠星石を推奨している。
最初は単に兄と妹の関係に近いものと思っていたのだが、
どうやら本気で翠星石がジュンに恋しているようなので、ここ最近の応援も熱が入る。
以上、翠星石について大まかな説明をした。翠星石は、アニメのキャラでも抜きん出た魅力があると思う。
もしも許されるならば、最後は翠星石ENDで終わって欲しい。翠星石、この娘をどうか応援してもらいたい。