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『シルマリルの物語』感想

ロード・オブ・ザ・リング(LotR)と同じくらい好き

この本のおかげで、LotRが深く心に響き、一層のめり込んでしまった。これを読まないと奥深さに気づかなかったとも言える。でもこの本は、先に「LotR」を読んでないと読破できないかもしれない…。(おそらく読む意欲さえわかないかも)

いきなり「シルマリルを読め」と言われて読めるか?(まあでも、私は読み始めから魅せられたので、案外読めるかな?)

 

「旅の仲間」映画

LOTR本

シルマリル本

ホビット本

 

これが私が「トールキンのとりこ」になった図式だ。

 

存在する世界の始まりは歌、というのにやられた

唯一なる神イルーヴァタアルは、自らの心から生まれた聖なる者たちに歌を歌わせる。歌はどんどん深まりハーモニーは虚空にあふれ虚空は虚空でなくなり、世界を創った。

しかし、聖なる者たちの中に、主題にそぐわぬことを考え始めた者がいた。
メルコオルだ。その者は不協和音を発するようになる。

これがシルマリルの始まりの要約だが、いきなり最初から震えるほど魅せられた。
音楽の調べでこの世を創るとは、この発想が私の心をわしづかみ。

唯一なる神は精霊を創り、そしてこの世が生まれ、やがて神の子「エルフと人間」
が誕生する。エルフの苦難の歴史が語られる。なんて悲しい種族。そして人間の
歴史、指輪戦争へと続く。

いろんなエピソードが淡々と語られる。

サラサラと読むのがちょっと困難な本

トールキン教授はこの構想をLOTRよりかなり前に作り上げ、そして亡くなるまで前史として修正に修正を重ねていたそうだ。(トールキン没後、彼の息子が本にした)

つまり、トールキン氏は読者のことなど念頭に置かずこれを創作していたわけなので、とても読みにくい。(LOTRは読者のことを考えて作ってあるので読みやすい)

耳慣れない固有名詞がおかまいなしに次々と出てくる。登場人物の系図、関係、種族(または位置づけ) が甚だしく複雑。そして似たような名前が続々と登場。わけがわからなくなる。

しかし、だからこそ惹かれるとも言える。神話というものはどれもそうだ。他の神話や歴史書を読んでいても似たような混乱があったりする。 「シルマリル」は文章もすばらしい (訳文も)。この文章には引き込まれる。「シルマリルの物語」と「LOTR」を読めたことはこの上ない幸せ。生きていた甲斐があるとさえ思う。

簡単な言葉では、言い尽くせないほど好み。

大雑把に例えるなら、「シルマリル」は旧約聖書っぽいかな。

内容の素晴らしさだけでなく、言語学的側面にも魅せられる。注記の「クウェニャ語とシンダアル語の固有名詞を構成する主要部分」や「発音上の諸注意」、こういう部分、たまらない。

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